五輪中継を観ていた深夜、ニュース速報が流れる。
これまでもメダルを獲得すれば速報が流れていたので、
今回はどの競技かと思い画面に目をやると・・・
「SMAP解散」
の文字が目に飛び込む。
今年の初めにも解散騒動があり、
この時は誰に対しての謝罪だったのかよく分からない、
生中継での見せしめ的な謝罪会見によって、解散問題も収束したように思われたけど・・・
当事者の間ではまったく終わってなかったんだね。。。
私はSMAPファンでもジャニーズファンでもない。
でも、グループ解散というニュースを五輪中継中(しかもNHK)に報道させてしまう
アイドルグループとしての存在価値は感じる。
SMAPはデビュー25周年だそうな。
私がちょうど社会に出た頃であり、世の中的にはバブル崩壊の頃。
日本社会が何か大きく変わり始めようとする頃だったんじゃないかな。
私が初めてSMAPをみたのが「夢がモリモリ」という番組だったんじゃなかろうか。
森口博子や森脇健児がメインだったかな。
番組タイトルとメインMCの名前から、すでに脱退している森且行氏が番組内では
美味しい位置をとっていたような、いなかったような・・・はっきり覚えません(;^ω^)
この番組以外にもバラエティー色の強い番組に出演していくことになるんだけど、
多分それは、歌番組が減ったからという要因もあるんだろうね。
それまでのアイドルは、○○隊とか名乗って3人組で歌って踊って♪
もしくは大勢でローラースケート履いて、踊って歌って♪
てことをしていればキャーキャー言われたけど、そんな場がなくなってしまったんだよね。
そうそう、ちょっと違う視点からの話になっちゃうけど、
バブル景気真っ最中の頃、自動車のCMは「いかにカッコよく車を映すか!」が重要だったそうです。
だから、あらゆる角度から、あらゆる走行、コーナリングの姿を映すようなCMだったようです。
(「くうねるあそぶ」なコンセプト重視のCMもありましたけどね。)
しかしバブル崩壊後、車購入の欲求喚起するには、車の姿だけではインパクトが弱くなっていったようです。
そしてCMにタレントを本格的に起用するようになっていく訳ですが、
その頃、トヨターRV4のCMに起用されたのがキムタクなんですねぇ。
何気にサラッと書きましたが、
キムタクが一人でCMに出演しているというのが
案外とSMAPが長寿アイドルグループになりえた要素の一つなんじゃないでしょうか。
それまでのグループは多分、五人なら五人で出演とかだったんじゃないかな。
そしてソロでの活動もグループ活動と同じくらいの比重で展開していったのでしょう。(ここは想像;)
(だからジャニーズファンでもSMAPファンでもないから詳しくは知らないんだって・・・(;^ω^))
まぁ、少なくともバブル崩壊後の日本を、歌謡界、アイドル界という分野で
コントやったり、料理作ったり、司会したりと、
これまでのアイドルの概念を超えて先頭を進んできたのが
SMAPという存在だったと思ってます。
バブル崩壊後の不透明な時代に、
あらゆる分野、業界がSMAPの存在や活躍に
自分の姿を投影しようとしたんじゃないでしょうか。
一つの時代が終わったというか、
SMAPという存在が役目を終えたという感じだろうか!?
今後の個々の活躍を期待しています。