仏教用語に『因縁果(いんねんか)』という言葉があります。
仏教を学んで知った言葉ではなく、
氣に関する本の中で出てきた言葉だったと記憶しています。
なのでこれから書くことも仏教的には違うかもしれないけど、
私なりの解釈をちょっと書いてみようと思う。
この三文字熟語には「因果」と「因縁」が含まれてますが、
因果は、原因と結果のこと。
そして原因と結果を結びつける作用をするものが縁ということだと思っています。
人は誰でも良い結果を求めます。
第一志望の学校に合格したい!
あそこの会社に入社したい!!
あの子を彼女(彼氏)にしたい!!!
そして神頼みします(笑)
望んだ結果を得られなかったら、神様を逆恨みすらしてしまいそうです(笑)
以前、ある神主さん(!)から聞いたことがありますが、
神社でお祈りする時は結果を願ってはいけないそうです。
例えば「東大に合格できますように・・・」(絵馬でこの類はよく見かける気がするけど(^^ゞ)
このお願いの仕方は明らかに結果をお願いしています。
そうではなく『良縁』を願うのが正しいようです。
自分にとっての「良縁」
それはひょっとすると第二志望の学校に進学することによって、もたらされるのかもしれません。
そうであるならば、東大に合格するという結果は得られません。
本人はその時には落胆するでしょうけど・・・(;^ω^)
この結果を願わずに良縁を求めるという考え方は、
努力をしなくてもいい!ということではありません。
努力をすることによって自己のステージを上げ、
その上で「良縁」を求めるということが大切なんでしょうね。
「因縁果」は仏教の言葉だということで書きだした今回のブログですが、
この言葉を私の中でしっくりと定着させてくれたのは、先の神主さんのお話でした。
宗教、宗派に違いはあっても、本質的なものは一緒なんだろうなぁ、
とも思わせてくれた言葉でもあります。