昨日書いた記事中に、「氣」という文字を使いました。
常用漢字「気」の旧字体が『氣』であり、【米】の部分を【メ】に変更されています。
そりゃ~少しでも画数を減らせば書くのは楽になるけれど、
漢字の成り立ちって意外と重要だったりするので、
変な変更しちゃうとその意味から遠ざかってしまうこともしばしばあるようです。
そんな漢字の一つがこの『氣』という文字。
それを紐解く前に、『氣(気)』を使った言葉、熟語にはどんなものがあるでしょうか。
元気、士気、若気、活気、などのプラスのエネルギーを感じるものだったり、
邪気、殺気、嫌気、狂気、などのマイナスのエネルギーを感じるものだったり、
どうも掴みどころのないもの、雰囲気的なものを表す漢字のように思えます。
(雰囲気にも「気」が使われてるし。)
掴みどころがないといえば、
空気や天気という言葉にも「気」が使われています。
先に書きましたが、本来「氣」という文字は目に見えないエネルギーを発散している様も表した漢字なのだそうです。
四方八方に拡散している様子を「米」という文字で表現しているんです。
なので「メ」を使用している今の「気」では、意味合いが真逆になってしまってます。
だって拡散どころか、〆(しめ)てしまってますもん(>_<)
元気な人って、たくさんの氣を放っているんです。
内に籠ってる人は、陰気になりやすいんです。
氣を放っているのは人だけではありません。
天のエネルギーが天氣なんでしょうね。
私は経験ありませんが、あいきどうも「合氣道」って書きますよね。
氣を合わせあう武術なのかな?
そういえば手も使わず、相手に触れることもなく投げ飛ばす!ってなシーンをTVでみたことありますけど、
それも「氣」の使い手になれば、そう難しいこともないのかもしれません。
今まで何気に使っていた「気」という文字を
エネルギーを表す本来の「氣」という文字で意識するだけでも
何か変化を感じられるかもしれませんよ~(^_-)-☆